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印刷

⑥〈印刷〉

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〈印刷〉というTagに該当作が思い当たらず、しかたなく選んだ『服部一成カレンダー』(平凡社/2012)

ふつうの印刷
「通常4Cプロセスが好き。特殊印刷はできるだけしたくない」
「印刷に助けられることはもちろんあるし、見とれるような印刷物や使いたいと思う印刷方法もたくさんあるけど、その前に勝負をつけておきたい」
「印刷に限らず、新しい技術から生まれるデザインにも当然惹かれるし、そういうこともやらないとダメだという思いもあるけど、今はシンプルに作っている」
「色校はちゃんと見るけど、印刷は印刷所がするもの」
「できるだけシンプルな方法で良いモノを作るのがカッコいいということをライトパブリシティーで細谷巖氏に教わった」(服部)

④〈印刷〉

『TERAYAMA DAIDO』Shuji Terayama + Daido Moriyama[英][日](bookshopM/2016年)
『TERAYAMA DAIDO』Shuji Terayama + Daido Moriyama[英][日](bookshopM/2016年)

見慣れぬ[キンマリ]
[ハイブリットUV印刷]で印圧をマックスまであげる(通常1.8のところ2.45に)。これは一般的な書籍用紙[キンマリ]の限界を超えており、用紙の表面が剥離してシリンダーに付着する[ムケ]がほぼ全ページに起きる。クライアント仕事では考えられない仕上げだが、クライアント兼デザイナーの町口はそれを良しとする判断が自在にできる。
書籍製作に携わる方はこの本の用紙に違和感を感じるのではないだろうか。見慣れた[キンマリ]では見たことのないくらい強く絞まった墨べたと、その強い印刷に対してまるで文庫版のような軽快すぎるめくり心地という奇妙なバランスからくる違和感。[キンマリ]が新製品の高級ファインペーパーに見えるような造りが、この本の商品性を決定づけているのではないだろうか。

⑪〈印刷〉

『すべてははじめておこる』Katsumi Omori(bookshopM/2011年)
『すべてははじめておこる』Katsumi Omori(bookshopM/2011年)

オフとUV
ブックショップMの写真集のほとんどが[ハイブリットUV印刷]で刷られている。[ハイブリットUV]は[オフセット印刷]用インクを混合して印刷できる。インクの発色が良くないという[UV印刷]の欠点を、完全とは言わないが解消している。印刷面が乾燥した状態で刷り上がる、ドライダウンがほとんどない、といった[UV印刷]の利点はほぼそのままだ。町口が好んで[ハイブリットUV]を使うのは、インクの乾燥や写りを気にしなくてよいため印圧を限界まで上げることが出来るからだ。とにかく町口はインクを盛る。
『すべてははじめておこる』Katsumi Omori(bookshopM/2011年)『STARS AND STRIPS』Katsumi Omori(bookshopM/2009年)『incarnation』Katsumi Omori(bookshopM/2009年)『Bonjour』Katsumi Omori(bookshopM/2009年)『encounter』Katsumi Omori(bookshopM/2007年)はすべて[オフセット印刷]で刷られている。発色だけでなく用紙とインクのなじみも良い。
「大森のこのやわらかい光はオフでないと無理」(町口)
オフセットで印圧やインクの盛りを上げる場合、刷り上がりを重ね置きするときに使われる[ゲタ]の割合を増やすことで写りを極力少なくする。
ちなみに『encounter』は700線で印刷されている(印刷:文化同印刷)。情報量が多いと言われる大森克巳写真の再現性を高めるためだ。