⑤〈グリッド〉

制限
服部は自分のデザインに「平面だけで勝負する」というルールをもうけているのではないか。立体性、空間性(大抵は装飾も)はほぼ排除されている。
グリッドは基準であり制限でもある。グリッドを使わない服部にとって、「平面だけで勝負する」というルールは、グリッドに取って代わる基準と制限の役割をはたしているのかもしれない。
既存のルールではなく、自らの制限が服部のグラフィックのルールとして機能しているとすれば、「一目で服部とわかる」が少しわかる気がする。

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