『PARIS PHOTO 2015会場マップ』
デザインに何ができますか?
週末の木金土日4日間の予定で開催された「Paris Photo 2015」は、同時多発テロにより土日の2日が中止された。町口にとっては、まっすぐ行ってまっすぐ帰る『マッドマックス 怒りのデスロード』のような旅となった。例年、「Paris Photo」はブックショップMの年間売上1/3を占めていたが、今年は散々な結果となった。
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弦人さん
無事です。 かなり大規模なようです。
事務局からの連絡待ちで宿舎に待機していますが、パリフォトは中止になると思います。
デザインに何ができますか?
助言ください。
よろしくお願いします。
町口覚
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町口
まずはよかった!
マジで。
助言になるかもわからんが、
状況を見ろ。
オイラには現場感がまったくないから、町口の目でよーく見ろ。
その上で、オイラなら、なんとかしてパリフォト関係の写真家から現場の写真を集め、
パリのオンデマンド印刷所にぶち込み、パリフォトの記録として置いて帰る。
もちろん、テロ現場の写真でなくていい。
今のパリを、パリの空気を、そこに居合わせてしまった「パリフォト」を。
手伝えることがあれば全面的に協力するから何でも言え。
つーかヤレ!
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テロ当日、町口からの無事を伝えるメールと、即レスで答えた内容。この判断が正しかったのか、デザインに何が出来るのか、今も答えはわからない。
「現地カメラマンに撮影依頼をしたけどまとめられるものにはならなかった」と松本にメールを送り、町口は「Paris Photo 2015」を終えた。